昼は泰子さんが長年継続されている乳幼児も参加可能なライブ。
ふだんからお年寄りの施設や子供のためのボランティアコンサートを開き、後進指導のため茨城大学教育学部の非常勤講師ほか複数のコーラス等の指導をされる泰子さんならではの、アットホームなくつろぎのあるライブである。
私がいつも参加するのは夜の部。
泰子さんはソプラノ歌手として劇団四季の『オペラ座の怪人』初期に数多く出演され、二期会会員としてオペラ、芝居等のステージに歌手、女優として多数出演され、近年はさらに様々な試みに取り組んでこられた。
泰子さんのオリジナルの歌は133にもなり、特に「おつたのうた」約40曲は母上の佐藤つたさんの情感豊かかつユーモラスな詩に園田容子さんが曲をつけられたもので、もはや一ジャンルとして確立されたと言ってよい。
おつたのうた:http://www.yacco.jp/songs.html
前回のライブでは「ラプソディー・イン・ブルー」の出だしの、通常クラリネットが低音から17音(2オクターブ以上)をグリッサンドで一気に上昇するところを、泰子さんがソプラノで見事にやってのけて観客を魅了したが、今回はラテン音楽に挑まれた。
ソプラノとラテン音楽が合うものかどうか、初めてのことだったが、なんと泰子さんの声が高音においても音質の心地よい「お姫様ソプラノ」であることが曲趣に合致し、私たちを新たな魅了へと誘ってくれた。
前半演目:
マシュケナダ、イパネマの娘、コンドルは飛んでいく、花祭り、恋心
演奏をつとめる男性3名のソリスタによるコーナー:
Nothing's Gonna Change My Love For You、他
野村亮太(サキソフォン)・須藤信一郎(ピアノ)・吉本ヒロ(パーカッション)
後半演目:
オブリヴィオン、リベルタンゴ、愛は限りなく、夢見る想い、黒い瞳
アンコール:
ボラ−レ
「コンドルは飛んでいく」「花祭り」のフォルクローレは、わずかにくぐもるようなソフトな演奏に泰子さんの優しいお姫様ソプラノが思いの外調和し、これも発見だった。
また「夢見る想い Non Ho L'età」は私たちの世代に懐かしい、サンレモ音楽祭優勝曲のカンツォーネで、ユーロヴィジョン中継録画放送でのうら若いジリオラ・チンクエッティGigliola Cinquettiを思い出させてくれた。
野村亮太、須藤信一郎、吉本ヒロの若い男性による演奏は少なくとも私の記憶では初めてで、老練な演奏家とはまた違ったフレッシュな味わいがあったが、泰子さんと3名の息が最もぴったり合ったのは本番だったとのことで、これはきっと泰子さんの本番へ向けての心遣いの結実に違いない。
泰子さんとはお互い、この1年弱で4kgのダイエットに成功しており、二人とも女ぶり、男ぶりが上がっての再会だったが、皆様には余計なことで恐縮。
近藤 亙志様が、ネットで掲載して下さいました。
いつもありがとうございます♡
長い間、ほとんどの私のコンサートに入らして下さったので、私の理解者でもある事に、心より感謝いたします。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ご了承いただきましたので、掲載させていただきます。
心より感謝を込めて
長谷川泰子
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