脳脊髄液減少症
この病気をしっていますか?
ちょっと転んだだけで
誰でも起こりうる怖い病気です
ある少女は頭にボールが当たっただけで起こりました
保険を認められていないので1回30万円かかる治療を自費で受けなければなりません
どうゆう病気か知らない方もいらっしゃると思います
you tube で是非みてください
マイミクのミルキィさんにご了解をいただいて転載させていただきます。
you tubeに出てます。(脳脊髄液減少症裁判)
マイミクさんから教えてもらいました。
この前のOBSテレビのニュースをだれかが、you tubeに出してくれてました。
裁判の前日に放送された分と裁判の日の分。2日間の分です。
このテレビを見た日田市の高校生が、この病気を知り、検査の結果、髄液が漏れていることがわかり、治療できることになりました。
野球のボールが頭部に当たったことが原因です。
丁寧にモザイクをかけて名前を消してくれていました。
良かったらみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=qshk6JFcEi4
こちらは、今夜もNHKニュースで放送されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015709021000.html
2月18日 18時5分
脳せき髄液減少症で国に要望
交通事故などの衝撃で、脳とせき髄の周りを満たしている「脳せき髄液」が漏れ出し、激しい頭痛やめまいを引き起こすと考えられている「脳せき髄液減少症」について、
18日、全国でこの病気に取り組んでいる医師のグループが、健康保険の適用など治療態勢の整備を求める緊急の要望書を厚生労働省に提出しました。
要望書は、この病気に取り組む全国の医師でつくる「脳脊髄液減少症研究会」がまとめたもので、18日、厚生労働省に提出しました。研究会によりますと、交通事故などの衝撃で、脳とせき髄の周りを満たしている髄液が漏れ出す「脳せき髄液減少症」の患者は全国で10万人を超えると推計されていますが、健康保険の適用が認められていないため、患者は、自費で1回30万円かかる治療を繰り返し受けているということです。
患者の中には、長期間続く頭痛やめまいのため、仕事を辞めざるをえず、経済的に追い詰められる人も多いということで、研究会では、早急に診断基準を確立し、健康保険の適用を認めるなど、治療態勢を整備するよう厚生労働省に求めています。
研究会の代表を務める国際医療福祉大学熱海病院の篠永正道医師は「健康保険が適用されないと治療費の負担が大きくなるだけでなく、
患者さんが治療をためらい、症状を悪化させてしまうこともあり、国には早くこうした状況を打開してもらいたい」と話しています。
脳脊髄液減少症とはどのような病気か
脳脊髄液が増えて脳の中心にある脳室が拡大し歩行障害、尿失禁、痴呆症状を呈し、たまった脳脊髄液を手術で腹腔に導くことにより劇的に症状が改善する正常圧水頭症という病気は比較的知られています。
反対に脳脊髄液が減少することにより様々な症状を呈する脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)は殆ど知られていません。
この病気が初めて報告されたのは1938年のことですが長いあいだ注目されずにいました。
いまから15年くらい前に脳MRIで診断できるようになってから症例の報告が多くなりました。しかしながらきわめて稀な病気と認識されています。
現在知られているのは特発性低髄液圧症候群といって明らかな原因なしに立っているか座っていると激しい頭痛がして横になると改善し、腰椎穿刺で髄液圧を測定すると正常より低く、造影脳MRIを行うと脳を包んでいる硬膜が肥厚していることが特徴です。
これまでの報告は比較的急性期(発症して1ヶ月以内)が多いのですが慢性期の脳髄液減少症ははるかに多く、上に述べた3つの特徴がそろわないことが多いので見逃されている患者さんの数は膨大です。交通事故の後遺症ことに鞭打ち後遺症で苦しんでいる患者さんは数十万人に上ると推定されますが脳脊髄液減少症が多くふくまれていることがわかってきました。
約7割の患者さんは適切な治療で症状が改善し仕事や日常生活が何とかできるように回復しています。また慢性疲労症候群や線維筋痛症といった難治性の病気と関連があることもわかってきました。
しかしこの疾患はまだ解明されていない部分が多く今後の研究により病態解明や治療法が進歩すると思われます。以下これまでにわかっていることを述べます。
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■脳脊髄液減少症を理解するための最小限の知識
脳や脊髄は無色透明な脳脊髄液で満たされています。
脳脊髄液は脳室のなかにある特殊な構造をした脈絡叢という血管から作られクモ膜下腔を循環します。
クモ膜は硬膜の内側にあるオブラートのように薄い膜です。
脳脊髄液の一日の産生量は約500mlで成人では180ml前後の髄液が溜まっており1日に3−4回入れかわっています。
髄液は主に脳のてっぺんにあるクモ膜顆粒で吸収され静脈に戻ります。その他少量は脊髄神経根の静脈やリンパ管からも吸収されます。髄液は血液から作られ血液に戻っていきます。
髄液の役割は実のところよくわかっていません。ひとつ確かなことは脳や脊髄を衝撃から守るショックアブソーバーの役割です。そのほかにも脳や脊髄の機能を正常に保つ働きがあるといわれています。
なお、髄という字は同じですが血液を作る骨髄とはまったく別です。
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